このドラマは、JA(農業協同組合)を舞台とし、営農指導員である主人公山本健太の、目標管理制度導入によるマネジメント改革をめぐる葛藤と覚醒の物語である。

目標管理制度導入が提起されたところから物語は始まる。「目標管理なんて冗談じゃねえよ。俺たち営農指導員の仕事は数字で縛って評価できるもんじゃない。そんなことをしたら、組合員サービスが疎かになってしまうじゃないか」といった、営農指導員の激しい反発が巻き起こる。

ストーリーは、現実直視のシーンに転じる。アンケート分析から、自分の職場と他の職場の意識レベルの違いはどこにどれくらいあるのか、組合員の目に農協の現状はどう映り評価されているのか、営農指導員の実際の仕事振りはどうなっているのか、など可視化したデータに基づいて徹底的に振り返る。当然、痛みや呵責を伴う。抽象論で「俺たちは一生懸命やっている」と言っても、客観的な物差しを当てて見つめ直さなければ、改革は具体論に落ちない。

改革は、『べき論』で進めても頓挫する。成功に導くためには、現場・現物・現実にきちんと足を置いた等身大の進め方が最も重要である。現実を見据え、しかしそこに埋没せず、旧いものを捨て新しいものを採り入れる新陳代謝の高みを目指す具体性が求められる。

カルロス・ゴーン氏〔日産自動車会長兼CEO(最高経営責任者)〕の語る組織再生の5か条(日経ビジネス2003.1.13号より抜粋引用)がある。                                                         1.明確で分かりやすいビジョン                                                    2.トップの一貫した行動                                                       3.社内コミュニケーションの徹底                                                   4.行動を起こさせる動機づけ                                                    5.成果に対する正当な評価         

現実直視は、この第1項の『明確で分かりやすい』という言葉につながる。明確で分かりやすいビジョンとは、抽象論・べき論ではなく、一人ひとりが現実を踏まえ、自らの行動変革をイマジネーションできる具体論が必須なのである。

悩みと怒りから、農協を辞める決心をする主人公山本健太。そこに最愛の妻康代からの思ってもみない過激な見方が投げかけられる。また、藤崎さん、吉村さん、居酒屋呑兵衛の大将など周囲の厳しくも温かい意見を聞く機会に恵まれ、山本健太は自ら気づき、改革に覚醒する。そして、明日に向かって走り出す山本健太。

ご注文、お問い合わせはこちらから
経営コンサルJAコンサルCMI(チェンジマネジメント・インターナショナル)
経済事情改革のJAコンサルCMI

JAコンサルのCM I (チェンジマネジメント・インターナショナル)

21世紀を農業〜食品〜農協(JA)〜地域とともに改革の道を進む